トルコと言えば、世界一の親日国で有名である。
なぜ日本が好きかというと、100年以上前のオスマントルコ帝国時代に、
エルトゥールル号遭難事件で日本がトルコを助けたからだ、という。この事件のことは、今でもトルコの教科書に載っていて、学校で習うそうだ。
さらには、建国の父として今でもトルコ人に愛されているムスタファ・ケマルという人物(いろんなところに銅像があったよ)が第一次世界大戦後のトルコ近代化の際に「日本を見習おう」と発したということもあるという。(もっと詳しくは、
こちらによくまとまっています)
ただ、これらのことは言ってしまえば過去のことである。それにも関わらず、現在でも一番好きな国は日本、と答えるトルコ人は一体何なのか。そして本当にそうなのか。
そんな疑問とともに訪れたトルコだったが、実のところ、その話は本当のようだ。
トルコ、特にイスタンブールは人種のるつぼである。毎年、数千万人がトルコを訪れる。一日あたりにすれば10万人弱の人がトルコに訪れていることになる。
だけど、その割合は、1位ドイツが年間450万人程度、2位ロシア(270万人)、3位イギリス(250万人)と続く。日本人はと言えば、年間10万人程度。
そんな少ない日本人にも関わらず、トルコ人は僕たちを見つけたらすれ違い様に、
「コンニチワー」
と声をかけてくる。一瞬、日本語で話されていることが分からないくらい自然に。しかも一人や二人ではない。小さい子供であれば手を振ってくるし、高校生で日本語を知らない子らは、笑顔で「How are you !?」と尋ねてくる。
日本語や英語が多少できるオジさんたちとの会話。
「ジャポン?」
「はい。」
「どこから来た?」
「大阪です。」
「大阪のどこから来た?」
「大阪市です。」
「大阪市は良い街か?」
「大きい街だけど、良い街だと思います。」
そこまで聞くと「そうか、そうか。」と笑う。なかなか「大阪のどこか?」って質問される国ないんじゃないだろうか。
バックパッカーのバイブルとして有名な沢木耕太郎の旅行記「深夜特急」で、沢木さんがトルコのバスの中でみんなから質問攻めにあうシーンがあるのだけど、それをちょっと思いだした。
なんかここまで書くと、トルコ人は単に好奇心旺盛で親切な人種なだけじゃないだろうか、という気がしてきた。まあ、それならそれでいいか。
「トルコ人は、もともと中国に近いアジアの民族です。でも、なぜか中国人や韓国人よりも日本人と感覚がとても近いように思います。」
とは、日本にも数年在住したことのあるエンジニアあがりのガイドさんの言葉。
「日本に帰ったら、トルコの素晴らしさを色んな人に伝えてほしい。」
とは、とあるお店の人の言葉。
「ofgjparjtriheuoawgqfpsdgpwtjpw!!」
とは、日本語も英語も分からない地元のオジさんの言葉。意味は「君たちの探しているジャーミーの入り口はここで間違いないと思うよ!!」たぶん。
「I called you on facebook but could not find my brother」
とは、イスタンブールの駅で、切符の買い方が分からない僕ら(ら、というのは奥さん)を助けてくれたことをきっかけに仲良くなった売店の若者のメール。ブラザーって。。。本当に日本人と感覚近いのか不安になったよ、ガイドさん。
とりあえず、みんな紳士、淑女な人たちで、よくありがとうを伝えた気がする。ちなみに、トルコ語で「ありがとう」は「テシェッケルエデリム
」。
なげーよ。
でも、ぎこちない僕らのありがとうに笑ってくれるトルコ人の笑顔はなかなか素敵でした。
この言葉は、あんまりうまくないほうが逆にいいかな、なんて思ったトルコ旅行。